RPA導入・支援
RPAとは
「RPA」(Robotic Process Automation)とは、ロボットによる業務自動化の取り組みを表します。
仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われ、人間の代わりに業務を遂行することができるため、”働き方改革”につながるツールとして注目されています。
RPAはどう動くの?
コンピュータで人間が行う動作をRPAのソフトウエアに記録させることで、RPAはその動作を再現し、自動的に作業を繰り返します。
RPAはどんな業務が得意なの?
例えば、帳票入力、伝票作成、ダイレクトメールの発送業務、経費チェック、顧客データの管理、ウェブからの定期的な情報収集といった業務に多くみられる「反復が多く、データ量も多く、工数や利用するソフトウエアが多いもの」に本領を発揮します。RPAの実体はソフトウエアですので、24時間365日、嫌な顔ひとつせずに手間のかかる仕事を正確に黙々とこなします。
RPAとAIの違いは?
AIが自ら学習して判断・行動できる自律的な存在なのに対して、RPAはあくまでも決められたルール(シナリオ)に従って処理を実行する他律型のソフトウエアです。今後は、AIをRPAと組み合わせることで、より高度な非定型業務の自動化なども実現すると考えられています。
急速に成長しているRPA市場
金融やメーカーを皮切りに、サービス業や情報・通信業、商社・小売などさまざまな業種に導入が進んでいます。
大企業に限らず、現在は中小企業も活用を始めています。
1/3の仕事がRPAになる?
日本RPA協会によれば、2025年までに全世界で1億人以上の知的労働者もしくは1/3の仕事がRPAに置き換わると言われています。すなわち、シンプルな仕事はロボットに任せて、人間はより創造的な仕事に専念することができるようになるのです。
RPA導入効果
これらの導入・運用保守費用を投資して得られるRPAの主な導入効果は以下3つです。
-
決まった作業の効率化・品質向上と人件費削減
-
ストレスから解放されて仕事の楽しさを味わう
-
創造的な仕事による売上拡大と離職リスク低減
1. 決まった作業の効率化・品質向上と人件費削減
前項でもお話しした通り、様々な業務の工数削減が可能です。
RPA導入企業の96%が5割以上の業務工数を削減したという調査結果もあります。
加えて、人間であれば作業ミスする内容も、機械が決められたルールの元で実施するため、基本的に不具合がなければ、作業ミスゼロの品質向上を達成できます。その結果、人件費も削減できます。
2.ストレスから解放されて仕事の楽しさを味わう
多くの社員にとって、毎回同じ単純作業を繰り返すことはストレスがかかります。それをRPAに代行して貰うことで、より創造的で挑戦的な仕事、自分がやりたいと思う仕事、会社が本当にして貰いたい仕事に時間を回すことができ、仕事の楽しさを味わうきっかけ作りが可能になります。
3.創造的な仕事による売上拡大と離職リスク低減
社員は作業ではなく、業務改善や創造的な仕事に取り組む時間を確保することができます。
人事担当者の場合、勤怠データ集計に1日使っている工数をRPA活用で削減すれば、より多くの優秀な人材を獲得する採用戦略を考える時間を作ることができます。
優秀な人材の採用率を上げれば、間接的ですが売上拡大に繋がるはずです。
また、社内の優秀な人材が離職しないように、日々、全社員のエンゲージメントを把握する仕組み作りや、離職防止策の実行に時間を使うことができます。
RPA導入の流れ
※RPAが最善の選択でない場合は、
別のソリューションのご提案になります。
・実証環境の構築
・業務ヒアリング
・ロボット開発
・ロボット仮運用
・効果測定結果/導入課題のとりまとめ
・報告資料作成
・運用ルールの策定支援
・ガバナンス整備へのアドバイス
・動作環境構築
・ロボット開発
・モニタリング
・ロボット改善
・問い合わせ/障害対応
・ユーザトレーニング